会計の意義
大学でも社会に出てからも、会計を学ぶ前からつまらない、苦手、よく分からないと言う人が一定数いました。
その度に会計って役立つツールなのに勿体無い!と思いつつ、その意義をうまく説明できず歯がゆい思いをしてきました。
そんな私が「会計の意義、私が言いたかったのこれだ!」と腑に落ちるものを見つけたのでご紹介したいと思います。
それが、ピーター・ミラー教授の会計の4つの役割!
以下で、私見を加えながらご説明します。私の意見がたっぷり入っていますので、ピーター・ミラー教授の主張と異なる点や違う点があるかもしれません。その点ご容赦ください。
① 領土化
計算可能空間を再帰的に構築すること。
② 媒介化
会計道具やアイディアを個別のアクターや願望、舞台と結びつける役割
③ 裁定化
業績評価の決定
④ 主体化
個人の選択の自由を仮定しながら、主体と個人の両方がどのように管理され、規制されているのか?
これだけだとよく分かりませんね笑
噛み砕くと、
「人や組織の活動をお金、より広義に言えば数字で表すこと」(=領土化)
↓現状が把握されて
「夢ややりたいことを実現するための手助け」(=媒体化)
「個人や会社の評価、他者や他社との比較が容易となる」(=裁定化)
「組織において、各従業員が上司の指示で動くのではなく、組織における自分の役割を理解して組織にとって自分ができることを自ら考え、行動すること。もしくは上司の指示内容を理解、納得すること。」(=主体化)
と、私は理解しています。
どうですか?
これが本当にできるなら、会計っていうすごい!って思いませんか?
特に将来起業したい方や会社で偉くなりたいと言う方、組織を管理する上で会計は欠かせないものです。
財務会計は会社の外向け、銀行、投資家等に自社の魅力をアピールするツールとして。
管理会計は会社の中向け、従業員とのコミュニケーションツールとして。
これを見て、会計学を毛嫌いしている皆さんが少しでも興味を持って頂けたら幸いです。
なお上記の内容をより詳しく知りたい方、正しく理解したい方はこちらの本もオススメ!経営学と会計学のつながりについて勉強することができます。
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